NEUTRINOという無料の歌声作成ソフトの使い方を説明します。
MMDモデルやモーションをネットから用意するのは簡単ですが、ボーカル曲を手に入れるのは大変です。
探してみてフリーダウンロードであったとしても男性の歌声だったりイメージと違う歌詞だったりします、ダンスモーションに合う曲を探すのは大変なのでいっそ自分で作ってしまいましょう。
Neutrinoという無料で使える歌声作成ソフトがあります、このソフトでは東北きりたんやずんだもんといった東北キャラを使ってボーカル曲を作ることができます。
・MMDで使うボーカル曲を手に入れたい人
neutrinoのインストールと使い方
neutrinoは無料の歌声作成ソフト
MMDは初音ミクを踊らせるために作られたので出て間もない頃は初音ミクのボーカロイドを使った動画が多かったです、なので自分の使うモデルにあったボーカル曲は見つかりにくい傾向でした。
ですが今なら無料で使えるソフトがたくさんあります、その一つがneutrinoという歌声作成ソフトです。
neutrino公式サイトからダウンロードする
画像引用:neutrino公式サイト
上の画像赤い枠から使っているパソコンのOSを選び最新版をダウンロードします。
その後青い枠から歌声ライブラリをダウンロードします、とりあえず東北ずん子、きりたん、イタコ、ずんだもん、四国めたんをダウンロードすると良いです。
ちなみにneutrinoにはonline版もありますが、こちらよりデスクトップで使うwindowsやmac版のほうが使いやすいので選ぶことはないですね。
もしもダウンロードが遅い場合、高速でgoogle driveから高速ダウンロードすることもできます。
歌声ライブラリを設定する
neutrinoを開き、modelフォルダにダウンロードした歌声ライブラリを入れます。
このように歌声ライブラリを入れます。
neutrinoの使い方
歌声ライブラリを設定できたらRun.batで右クリックしメモ帳で開きます。
すると上の画像みたいになるのでset ModelDir=のところを歌声ライブラリのフォルダ名にします。
今回は東北きりたんを使うのでKIRITANになります。
その後保存します。
musicxmlを設定する
次はset BASENAME=のところを変換したいmusicxmlファイルの名前にして保存します。
今回は最初から入っているsample1と設定しています。
nuetrinoはmusicxmlファイルを歌声ライブラリの歌手で歌わせるようにするのでこちらで歌わせたいファイルを選びます。
musicxmlファイルはscoreフォルダ内にあります。
その中のmusicxmlフォルダを開きます。
するとmusicxmlファイルがあります、もし自作で作ったmusicxmlファイルがある場合、基本この階層に入れるようにします。
歌声変換する
設定が完了したらneutrinoフォルダを開き、アドレスバーで「cmd」と入力してエンターキーを押しコマンドプロンプトを起動します。
すると上の画像みたいになるので「Run.bat」を入力しエンターキーを押します。
その後neutrinoが動き出すので終了するまで待ちます。
出来上がったファイルはoutputフォルダ内にあります。
このようにnsf版とworld版の二つが出来上がっていれば成功です。
nsf版は適正音域なら音質的な外れがほとんどなく安定している。
world版は適正音域から大きく外れた音声でも安定している特徴があります。
作ってみたサンプル歌声
作ってみたサンプル歌声がこちらです。
東北きりたん | ずんだもん | |
nsf版 | ||
world版 |
neutrino公式推奨の楽譜作成ソフト
ちなみにMusicXMLファイルを作るには専用の楽譜作成ソフトが必要です。
そしてneutrino公式が推奨しているソフトはMuseScoreというソフトです。
公式がこのソフトがおすすめと言っているのでこちらを使うようにしましょう。
曲を作れる無料DAWソフトはこちら
neutrinoは歌声を作ることはできますが曲を作るにはDAWというパソコン上で色々な楽器の音を奏でることができるソフトを使います。
今は無料で高性能なソフトがたくさんあり、おすすめはstudio oneというフリーソフトです。
まとめ
- neutrino公式サイトから本体と歌声ライブラリをダウンロードする
- 設定しRun.batから起動する
漫画で覚える作曲の本があります↓